ウィキペディア・タウン with 南陽高校が行われました!

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Code for 山城と京都府立南陽高等学校により、国立国会図書館関西館の近隣にある京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科1年生の平成28年度サイエンス夏季プログラム社会実習「ウィキペディア・タウン with 南陽高校」が行われました。

 実習では,Code for 山城,国立国会図書館関西館,精華ふるさと案内人の会の複数の主体が支援して,地域のまちあるきで知った情報を高校生自身が国立国会図書館関西館の資料を調べて確認した上で,出典を示しつつ ウィキペディアを編集し、地域の情報として発信しました。これは高校教育にウィキペディア・タウンを活用するという日本初の試みでした。

 実習は2016年7月9日,7月28日の2日間,各20名の生徒に対して行われました。実習の目的は以下のとおりです。

・地域のまちあるきを通して,学校周辺の地域理解を深める。

・文献検索の方法を学び,自ら文章を構成する練習を通して,研究に必要な方法を知る。

・ウィキペディアを利用することの意義を理解し,それを使ってまちの魅力を発信する。

ウィキペディア・タウン with 南陽高校 (事前実習)

(南陽高校サイエンスリサーチ科 第一学年 サイエンス夏季プログラム社会実習)

日時:平成28年7月  9日(土)9時00分から12時00分まで

会場:国立国会図書館関西館

主催:Code for 山城(平成28年度京都府地域力再生プロジェクト支援事業)

協力:国立国会図書館関西館、精華町ふるさと案内人の会

参加者:京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科 第一学年生と一般市民

プログラム:

9:00~9:30            ◆実習概要説明とウィキペディア・タウンについて

9:30~10:10          ◆資料の調べ方のレクチャー

          ・国会図書館の利用の仕方

          ・今回の実習で利用する資料とその検索方法について

10:20~10:30        ◆ウィキペディア編集のレクチャー

          ・操作方法の講義

10:30~12:00        ◆ウィキペディア南陽高校のページ編集

南陽高校30年史や学校発行のパンフレット、新聞記事などを利用して、ウィキペディア南陽高校のページの記事をグループで編集

事前実習は7月9日に国立国会図書館関西館で行われました。

事前実習では国立国会図書館関西館による資料の調べ方のレクチャー,Code for 山城によるウィキペディアの説明と編集のレクチャーが行われました。誰もが編集できるウィキペディアのメリットとデメリットが説明され,内容の信頼度を他者が検証できるよう図書館等の文献資料を確認・引用し,出典を明記して情報発信していく重要性が説明されました。

その後,ウィキペディアの「京都府立南陽高等学校」のページ編集が行われました。『南陽三十年のあゆみ : 南陽高校創立30周年記念誌』や学校発行パンフレット,国立国会図書館関西館の新聞記事検索データベースを利用して,グループで「京都府立南陽高等学校」の概要,沿革,放送局の部活動などの項目について加筆した。

最後に本実習のまちあるきルートの説明があり,対象地域の資料検索を行い,国立国会図書館関西館への資料の複写・出力依頼リストの作成を行いました。

今回作成または編集された記事項目は以下のとおりです。

・加筆項目

    京都府立南陽高等学校(https://ja.wikipedia.org/wiki/京都府立南陽高等学校)

    ※概要,沿革,放送局の部活動などについて加筆しました。

そして、本実習は7月28日に行われました。

ウィキペディア・タウン with 南陽高校 (本実習)

(南陽高校サイエンスリサーチ科 第一学年 サイエンス夏季プログラム社会実習)

日時:平成28年7月28日(金) 9時00分から16時00分まで

会場:国立国会図書館関西館

主催:Code for 山城(平成28年度京都府地域力再生プロジェクト支援事業)

協力:国立国会図書館関西館、精華町ふるさと案内人の会

参加者:京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科 第一学年生と一般市民

プログラム:

8:30~11:30
◆南陽高校周辺のまち歩き乾谷集落グループ、柘榴集落グループ(精華町ふるさと案内人の会さんによるガイド)

国会図書館関西館にて昼食12:30~14:00

 ◆作業開始
・記事
・資料の読み込み(30分)
・編集記事内容の絞り込み(20分)
・資料の再検索(30分)
・文章作成しはじめ(10分)14:10~14:30

 ◆Wikipedia操作復習、追加操作14:30~16:00
・資料検索、資料読み込み、文章作成(引き続き)(60分)
・Wikipedia編集、アップロード作業(30分)16:10~16:40
成果発表(5分×4グループ、質疑応答あり)16:40~16:50
まとめ16:50~17:00
感想用紙記入

午前中に地域をガイドする団体である精華町ふるさと案内人の会のガイドで,2つのグループでまちあるきを行った。

午後は国立国会図書館関西館にて,ウィキペディア編集のレクチャーを再度行った上で,各グループで国立国会図書館関西館が所蔵する『精華町史』や『京都の地名由来辞典』などの文献資料を読み込み,ウィキペディアの新規ページを編集し,アップロードを行った。最後に各グループが編集成果を発表し,実習は終了しました。

   今回作成または編集された記事項目は以下のとおりです。

   ・新規項目

    乾谷」(https://ja.wikipedia.org/wiki/乾谷)

    柘榴 (精華町) (https://ja.wikipedia.org/wiki/柘榴 (精華町)

これまでウィキペディアは高校教育において信頼出来ないものであると教えられることも多くありました。今回の取組みでは,このウィキペディアの位置づけを再考し,図書館の文献による情報収集・確認の手法を学び,出典を示した検証可能性のある情報発信を学んでもらいました。

その結果,責任ある情報発信の姿勢を身につけ,社会に流布している様々な情報の検証力を高めることを高校教育において実現しました。

なにより高校生たちが編集内容をアップロードして,「自分たちでウィキペディアのページができた!」と目を輝かせていたことが印象的でした。

また、国立国会図書館関西館や南陽高校が所在する関西学研都市周辺では,古くからの集落と新興住宅地の人々との交流が課題となっています。

今回の取り組みの中で,精華町ふるさと案内人の会の協力によるまちあるきでは,学校の近くにこんな昔からの集落があることを知らなかったという高校生がほとんどであり,地域理解を深めることができました。

また,国立国会図書館関西館の協力で文献検索の方法を学び,同館が所蔵する地域資料を基に,自ら文章を構成する実践ができました。

さらに,Code for 山城の指導のもと,地域の多様な主体が支援して,検証可能性のある地域情報を高校生がウィキペディアで発信することができました。ふるさと案内人の会の方からは,「高校生と歩けて楽しかった。」との言葉をいただきました。

今後は,このような取組を様々な図書館,地域団体を連携させ,様々な地域で進めることで,公共図書館の地域資料活用の活性化や地域住民によるウィキペディアを通じた地域情報の発信を進めていきたいと考えています。

参考資料

産経新聞

・高校生がウィキペディア編集に挑戦 国会図書館関西館で資料使い

http://www.sankei.com/region/news/160806/rgn1608060039-n1.html

「第3の矢」は図書館から イノベーションのタネは転がっている 論説委員・山上直子
http://www.sankei.com/column/news/160814/clm1608140007-n1.html#

 ・国立国会図書館カレントアウェアネス・ポータル E1852 – 「ウィキペディア・タウン by京都府立南陽高等学校」開催報告

http://current.ndl.go.jp/e1852

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